広告の舞台裏に迫る!水戸excel  Focus Advertising

2018.02.15更新

2018 Spring「想いをのせて ほころぶ花が 春を告ぐ」

とある撮影スタジオでおこなわれた春のシーズンビジュアル撮影。前回までと同じくペーパークラフトを用いて季節の花を表現し、ビジュアルをつくり上げていきます。今回は、春の訪れを知らせる「梅」の花をイメージしています。

水戸の名物としても知られる梅の花。白・ピンク・紅の3色の大きなペーパーフラワーと爽やかな色合いの風船がアーチをつくる、その光景はまるでファンタジックな庭園のよう。和のイメージがある花をあえてポップな雰囲気に仕上げ、新しい季節の高揚感や舞い上がる気持ちを象徴的に表しました。

モデルは前回までと同様、雑誌や広告など幅広く活躍するアナ クララさん。2017年の夏から一年間続いたシーズンビジュアルも、今回がクライマックスとなります。サイズ違いのお花を頭に飾って、カラフルなセットに笑顔で佇む姿はお花の妖精さながら!優しく広がるトレンドのボリュームスリーブを取り入れて、キュートさがさらに増します。

桜をはじめ春に咲く花は数多くありますが、とりわけ梅は咲きはじめの様子を「ほころぶ」とも言い表します。パッと花が開くイメージの「咲く」とはまたひと味違い、かたく結んだつぼみが少しずつゆるみ開いていく、日本の花特有の奥ゆかしい表現ではないでしょうか。長い冬の終わりと春の訪れを感じさせてくれる梅。年を重ねまた来る春を迎えることができる喜びを与えてくれるために、可憐に「ほころぶ」のかもしれません。新しい季節の訪れと四季のめぐりに想いを馳せながら、春の花を愛でてみてはいかがでしょう。

Seasonal Flower

梅(ウメ)

梅は、バラ科サクラ属の落葉高木。2月~4月に5枚の花弁のある1cm~3cmほどの花を葉に先立って咲かせる。花の色は白、またはピンクから赤に変わる(種類により異なる)。樹木と花は主に鑑賞用、実の部分は食用とされる。
花言葉は「不屈の精神」「高潔」など。

Event Information

明治維新150年記念 第122回 水戸の梅まつり

2018年2月17日(土)~3月31日(土) 入場無料
日本遺産に認定されている日本三大名園の偕楽園と日本最大規模の藩校 弘道館、ふたつの会場にて行われる水戸の梅まつり。期間中は、「全国梅酒まつりin水戸」や「夜・梅・祭2018」をはじめとするさまざまなイベントも開催予定。

■偕楽園

金沢の兼六園、岡山の後楽園とともに日本三名園のひとつに数えられる梅の名所。広大な園内には約100品種3,000本の梅が植えられており、早咲き・中咲き・遅咲きと長い期間にわたって観梅を楽しめるのが特徴。

所在地:茨城県水戸市常磐町1-3-3
入場料:無料(好文亭は大人 200円、小中学生 100円、70歳以上無料)
お問い合わせ:029-244-5454(偕楽園公園センター)

■弘道館

1841年に開設された水戸藩の藩校(藩士の子弟を教育するために設立した学校)。当時の藩校としては日本最大規模を誇り、全国の藩校建築に影響を与えた。現在は偕楽園とともに梅の名所となっており、約60品種800本の梅が美しく咲き誇る。

所在地:茨城県水戸市三の丸1-6-29
入場料:大人 200円、小中学生 100円、70歳以上無料
お問い合わせ:029-231-4725(弘道館事務所)

Credit

アートディレクター:齋藤由希子(Japan Life Design Systems)
コピーライター:六川香織(Japan Life Design Systems)
プロダクトコラボレーション:G+FLOWER
カメラマン:西田香織
スタイリスト:江口由利子
ヘアメイク:村本航太(dragonfruit)
モデル:アナクララ(SATORU JAPAN
企画:Japan Life Design Systems